スタッフブログ
窓と間取りと外観
本日は、窓についてのお話です
リノベや自由設計で、住まいの計画をするとき
まず最初に、間取りから入るパターンが多いと思います
間取りのレイアウトをすると、そのレイアウトに合わせて、「窓」の位置や大きさが、おのずとほぼ決まっていきます
風通しや採光を考慮し、それに合った窓を選択します
その時に、外観も考慮して窓を決定していきます
しかし、間取りの都合で、外観デザインが美しくならない場合が出てくることもあります
この時は、間取りに戻って、窓が美しくデザインされるように
修正を検討するわけですが、ここがなかなかむつかしいところです
お客さまは、初めは間取り重視の考え方の場合が多く
その他の条件を勘案した計画に、なかなか切り替えることができない方も多いようです
窓の決定で考慮する事
間取り決定においては、窓の配置計画も、大きな要素になるのです
そこを、理解して、間取りの決定には、柔軟性を持っておくことがとても大切なことになります
つまり、間取りファーストなんだけど、窓をレイアウトした際に
変更していく可能性があると思っておくことが、
外観デザインもバランスよく、するポイントになるのです
考慮したい条件は以下です
- 家の正面のデザイン
- 窓の大きさと数
- 窓の種類
- 室内の風の流れ
- 室内の明るさ
- 大型家具を置く位置
さくっと これだけは必ず計画に入れ込んで決定したいところです
1.家の正面のデザイン
家の正面デザインは、その家の「顔」になります
外観は、どこまでこだわるかによって、費用も変わることもありますが
正面の窓の配置や大きさで、家のお顔の第一印象が大きく変わります
窓デザイン 外観 で検索 してみると
家の正面の窓デザインがたくさん出てきます
間取り決定する前に、一度見てみることをおすすめします
もしかすると、モノスゴク気に入る、窓配置やデザインが見つかるかもしれません
そうすると、それが可能になる間取りを計画する
という、間取りファーストではなく
家の正面外観デザインファーストの計画をすることになります
間取りがすべてではなく、
外観デザインを一番にしつつ、そこから間取りを作りこむことも
近頃は多くなっています
2.窓の大きさと数
とにかく窓は大きく!
これは、一昔前の常識でした
窓は大きくたくさん!=明るい家 になり、メリットの一つです
が・・・
窓を大きくたくさんにするデメリットもあります
- 窓周りは断熱の性能がやや落ちる=夏暑い・冬寒い
- 窓掃除の手間が増える
- 窓自体の値段が高い
- シャッターなどの付属物が必要になる
- 構造の強度が弱くなる可能性も
これらを考慮した場合
必要以上に、窓を大きくしたり、たくさん使用することを
VITAHAUSビータハウスでは、避けるように計画しています
窓=開口部=構造壁の面積が減る と考え
窓の掃除も、考えていく方が良いです
窓が増えると、とにかく窓掃除が大変になります
賃貸に住んでいた方は、窓掃除の大変さをあまり体験されていないので
ピンとこないかもしれませんが
窓ふき、サッシのレールのホコリやゴミ、網戸など
窓が増えれば増えるほど、大変になりますから
部分的に、明かりだけ取るFIX窓にしたり
窓の種類を考えていきます
3.窓の種類
窓の種類ってなに???
お客様とお話していると、窓の種類って?と聞かれることが
多々あります
窓には、実はたくさんの種類があります
今回は、性能の種類は割愛して、デザインの種類についてです
昔からのよく使われている「引き違い窓」
この窓は、掃き出し部分に良く使います
もしくは、腰窓ですね
VITAHAUSビータハウスでもよく使う洋風住宅向けの「シングルハング窓」
ヨーロッパで人気 うち倒しうち開きのドレーキップ窓
VITAHAUSビータハウスでは、お勧めしたい窓です
日本ではおなじみではないですが、使ってよかったと100%満足頂いている窓です
外開きととFIXまどのコンビネーション窓
これも、最近よく使っています(^^♪
横すべりだし窓
こちらは、トイレやシューズクロークの小窓に採用することが多いです
縦すべりだし窓
これも最近よく使う窓の一つ
すごく細いのがあって、子供が落ちる心配がない
壁面をたくさん取れて、家具の配置に悩みにくくなるのです(^^♪
ほそくても 明るく 風通しも good!
天窓
トップライト とも呼びますね
VITAHAUSビータハウスでも、トップライトは採用率8割超えてます
使う場所は、2階ホール と 2階の洗面室やランドリールームです
平屋のリビングや、2階リビングにも使いますね
特に、家の周囲に建物が迫っていたり、高い擁壁があったりして
日当たりが悪くなる時には
とてもいい方法です
4.室内の風の流れ
外観や、間取りと同時に、室内の風の通り道計画も考えます
窓を一つ空けただけでは、風は流れません
風の入り口と出口が必要です
そして、入り口も出口も、広くとる必要なあまりなく
ほそくでもいいのです
入り口と出口 が大事です
5.室内の明るさ
お客様の窓の必要性の用途は、明るさ確保がメインです
窓=明るさ の認識が一般的なのですね
通風を考慮しつつ、光だけを取り入れたい場所には
FIX窓 開かないまどが良いです
コストもお安くなりますから、開ける窓と開けない窓を使い分けます
明り取りのFIX窓を上手に使って、家具を美しく配置するのが
最近の手法です
6.大型家具の配置計画
これまでのべてきたように、窓の決定にはいくつもの要素が関わってきます
わたしたちプロは、これらを頭の中で同時に考え
イメージして、計画します
それは、ほぼ、お客様には無理なようで・・・
イメージがわからない といわれる方も・・・おられますが、
風の通り道や、光の入り方などを、丁寧にご説明すると
ほぼほぼ皆さん、理解されるようです
そこで、大事なのが、大きな家具の配置です
- ベッドの大きさと配置
- ダイニングテーブルの大きさと配置
- キッチンの収納計画
- ウォークインクロゼット収納計画
- リビングに置くソファ・テレビ・収納家具
- 書斎などに置くデスクの大きさと位置
- PCの場所
- キャットウォークの計画の有り無し
- 2階ホールの明るさ
- 2階洗面バスの窓の数と位置
- 2階バスルームの使い方
とこれらは、窓計画に関わる重要な要素です
から、これらも間取り決定時にすべて網羅したうえで
決めていきますよー
外観デザイン 間取り 明るさ 採光 安全性 利便性 雇用コスト 断熱性能
これらすべてをバランスよく満たす、住まい計画は
住み心地を格段に良くします
何かに偏りすぎないけど、わたしにとってベストなお住まい計画
現在も進行中です(^_-)-☆