スタッフブログ

 

窓と間取りと外観

本日は、窓についてのお話です

 

リノベや自由設計で、住まいの計画をするとき

まず最初に、間取りから入るパターンが多いと思います

 

間取りのレイアウトをすると、そのレイアウトに合わせて、「窓」の位置や大きさが、おのずとほぼ決まっていきます

風通しや採光を考慮し、それに合った窓を選択します

 

その時に、外観も考慮して窓を決定していきます

 

しかし、間取りの都合で、外観デザインが美しくならない場合が出てくることもあります

 

この時は、間取りに戻って、窓が美しくデザインされるように

修正を検討するわけですが、ここがなかなかむつかしいところです

 

お客さまは、初めは間取り重視の考え方の場合が多く

その他の条件を勘案した計画に、なかなか切り替えることができない方も多いようです

 

窓の決定で考慮する事

 

間取り決定においては、窓の配置計画も、大きな要素になるのです

 

そこを、理解して、間取りの決定には、柔軟性を持っておくことがとても大切なことになります

 つまり、間取りファーストなんだけど、窓をレイアウトした際に

変更していく可能性があると思っておくことが、

外観デザインもバランスよく、するポイントになるのです

 

考慮したい条件は以下です

  1.  家の正面のデザイン
  2. 窓の大きさと数
  3. 窓の種類
  4. 室内の風の流れ
  5. 室内の明るさ
  6. 大型家具を置く位置

 

 さくっと これだけは必ず計画に入れ込んで決定したいところです

 

1.家の正面のデザイン

 

家の正面デザインは、その家の「顔」になります

外観は、どこまでこだわるかによって、費用も変わることもありますが

正面の窓の配置や大きさで、家のお顔の第一印象が大きく変わります

 

窓デザイン 外観 で検索 してみると

家の正面の窓デザインがたくさん出てきます

 

間取り決定する前に、一度見てみることをおすすめします

 

もしかすると、モノスゴク気に入る、窓配置やデザインが見つかるかもしれません

そうすると、それが可能になる間取りを計画する

という、間取りファーストではなく

家の正面外観デザインファーストの計画をすることになります

 

間取りがすべてではなく、

外観デザインを一番にしつつ、そこから間取りを作りこむことも

近頃は多くなっています

 

2.窓の大きさと数

 

 とにかく窓は大きく!

 

これは、一昔前の常識でした

 

 窓は大きくたくさん!=明るい家 になり、メリットの一つです

 

が・・・

 

 窓を大きくたくさんにするデメリットもあります

 

  • 窓周りは断熱の性能がやや落ちる=夏暑い・冬寒い
  • 窓掃除の手間が増える
  • 窓自体の値段が高い
  • シャッターなどの付属物が必要になる
  • 構造の強度が弱くなる可能性も

 

これらを考慮した場合

必要以上に、窓を大きくしたり、たくさん使用することを

VITAHAUSビータハウスでは、避けるように計画しています

 

窓=開口部=構造壁の面積が減る と考え

窓の掃除も、考えていく方が良いです

 

窓が増えると、とにかく窓掃除が大変になります

賃貸に住んでいた方は、窓掃除の大変さをあまり体験されていないので

ピンとこないかもしれませんが

窓ふき、サッシのレールのホコリやゴミ、網戸など

窓が増えれば増えるほど、大変になりますから

部分的に、明かりだけ取るFIX窓にしたり

窓の種類を考えていきます

 

3.窓の種類

 

窓の種類ってなに???

 

お客様とお話していると、窓の種類って?と聞かれることが

多々あります

 

窓には、実はたくさんの種類があります

今回は、性能の種類は割愛して、デザインの種類についてです

 

昔からのよく使われている「引き違い窓」

 

この窓は、掃き出し部分に良く使います

もしくは、腰窓ですね

 

 

 

 VITAHAUSビータハウスでもよく使う洋風住宅向けの「シングルハング窓」

 

 

 

 

 

ヨーロッパで人気  うち倒しうち開きのドレーキップ窓

VITAHAUSビータハウスでは、お勧めしたい窓です

日本ではおなじみではないですが、使ってよかったと100%満足頂いている窓です

 

 

 

 

外開きととFIXまどのコンビネーション窓

 これも、最近よく使っています(^^♪

 

 

 横すべりだし窓

 

こちらは、トイレやシューズクロークの小窓に採用することが多いです

 

 

縦すべりだし窓

 

これも最近よく使う窓の一つ

すごく細いのがあって、子供が落ちる心配がない

壁面をたくさん取れて、家具の配置に悩みにくくなるのです(^^♪

 

 

 

ほそくても 明るく 風通しも good!

 

 

天窓 

トップライト とも呼びますね

 

VITAHAUSビータハウスでも、トップライトは採用率8割超えてます

 

使う場所は、2階ホール と 2階の洗面室やランドリールームです

 

平屋のリビングや、2階リビングにも使いますね

 

特に、家の周囲に建物が迫っていたり、高い擁壁があったりして

日当たりが悪くなる時には

とてもいい方法です

 

 

 

 

 

 

4.室内の風の流れ

 

外観や、間取りと同時に、室内の風の通り道計画も考えます

 

窓を一つ空けただけでは、風は流れません

風の入り口と出口が必要です

そして、入り口も出口も、広くとる必要なあまりなく

ほそくでもいいのです

 

入り口と出口 が大事です

 

5.室内の明るさ

 

お客様の窓の必要性の用途は、明るさ確保がメインです

窓=明るさ の認識が一般的なのですね

 

通風を考慮しつつ、光だけを取り入れたい場所には

FIX窓 開かないまどが良いです

コストもお安くなりますから、開ける窓と開けない窓を使い分けます

 

明り取りのFIX窓を上手に使って、家具を美しく配置するのが

最近の手法です

 

6.大型家具の配置計画

 

これまでのべてきたように、窓の決定にはいくつもの要素が関わってきます

 

わたしたちプロは、これらを頭の中で同時に考え

イメージして、計画します

 

それは、ほぼ、お客様には無理なようで・・・

イメージがわからない といわれる方も・・・おられますが、

風の通り道や、光の入り方などを、丁寧にご説明すると

ほぼほぼ皆さん、理解されるようです

 

そこで、大事なのが、大きな家具の配置です

  • ベッドの大きさと配置
  • ダイニングテーブルの大きさと配置
  • キッチンの収納計画
  • ウォークインクロゼット収納計画
  • リビングに置くソファ・テレビ・収納家具
  • 書斎などに置くデスクの大きさと位置
  • PCの場所
  • キャットウォークの計画の有り無し
  • 2階ホールの明るさ
  • 2階洗面バスの窓の数と位置
  • 2階バスルームの使い方

 

とこれらは、窓計画に関わる重要な要素です

 

から、これらも間取り決定時にすべて網羅したうえで

決めていきますよー

 

 外観デザイン 間取り 明るさ 採光 安全性 利便性 雇用コスト 断熱性能

これらすべてをバランスよく満たす、住まい計画は

住み心地を格段に良くします

 

何かに偏りすぎないけど、わたしにとってベストなお住まい計画

現在も進行中です(^_-)-☆

 

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