スタッフブログ
50代の住まい「認知症」を予防する家
本日は、「認知症を予防する」住まいと暮らしに、フォーカスしていきます
20代30代の方も、今後の参考にお読みいただくことで
家づくりの参考になると思います
「認知症」については、皆さん言葉はご存知だと思います
実際に、ご家族が「認知症」を患ったとき
一緒に暮らせるのか???
経験した方がほぼ言われるのが、一緒に住むのはとても難しい・・・と
「老後」を意識し始めるのが、50代をすぎたころ、だそうです
事実、代表の田井も、わたくしも50代になり、「認知症」にはなりたくない
と意識し始めている年代です
病というものは、あることだけでなるものではなく
様々な要因が考えられるものですが
今回は「住まい」の観点からできる「予防」について
お伝えしていきます
認知症予防にしておきた暮らし方
■食と料理を楽しめる家にしよう
食事は、味覚・嗅覚・視覚など、様々な感覚を刺激します
毎日の食事の支度が億劫なものになると、せっかくの食事を
愉しむ機会が薄れていきがちです
年を重ねると、食事を愉しめるかどうかは
人生のクオリティを大きく左右するそうです
食事がおいしく楽しめる=毎日の楽しみ
になるのです
キッチンはある程度広めのモノにして
料理がしやすい空間をつくりたいものです
そして、大き目の冷蔵庫が置けることも大切です
食材をある程度まとめてストックしておけることや
多めに作ったおかずをみやすく保存しておくこと
食べることを、大切に考えた
暮らしかたをすることが、とても健康に良いのです
料理が面倒だから・・・とスーパーのお惣菜で済ませるようになると
認知症の確率は上がるのです
自分で考えて料理して、好きなものを感謝していただく
これが、気力を補い、健康効果を高めてくれるとも考えられています
■モノの場所を決めて収納する
「あれ、どこいったかな???」
50を過ぎると、こんな経験が増えていきます
以前は、何がどこにあるのか、覚えていたけれど
だんだん、忘れっぽくなっていくようです
これは、認知症ではないのですが
脳の機能も少し衰え始めて、物忘れは確実に増えていきます
必要なものを、使いやすいところに、収納する
このルールが忘れっぽさをカバーしてくれます
しかしこれ、意外と自分ではできない方が多いようです
そんな方も、ご安心ください
VITAHAUSビータハウスでは、
お持ちのモノを整理し、いるものいらないものを判断する
お手伝いも行っています
間取りや収納の場所を決める際には
何をどこにどれだけ収納するのかを
一緒に考えていくお手伝いも差し上げています
■物の総量を減らす努力
これまで生きてきたぶん、いろんなものがあふれている人
結構いらっしゃいます
が、この機会に、断捨離していきましょう
モノの量が多すぎる=ちらかる=片付かない
これは、絶対的な法則です
■寝室とバスルームとトイレは近い方がいい
年齢とともに、夜中にトイレに起きる方が増えます
そうならないように、日常のトレーニングなどを行うことが
一番良いのですが
そうもいかない方が大半のようですから、
そうなったときも、困らないためには
寝室近くにトイレとバスルームがある方が
日々の生活は楽になります
子育て世代は、バスルームはリビング近くに希望される場合がおおいのですが
50代は寝室近くがよいでしょう
本来、リビングダイニングは、活動の場所になり
寝室やバスルームはオフタイムに使用するものと考えます
その観点からすると、バスルームはプライベートスペースの
寝室に近い方が良いのですね
■動けない・寝たきり・介護を想定した家にしない
これは、意外だと思います
しかし、介護を想定した家に暮らし始めると
介護に向かって生きることになります
自宅で介護を行うことになるかもしれない
と考えるのではなく
楽しく元気に暮らすつもりの家に住む
介護前提の暮らしを想定するれば
ものごとはそっちに向かうのが自然の摂理というものです
今元気な人は、20年後の介護を必要以上に住まいに反映させてはいけません
その他のこと ・・・
■断熱性能はできるだけ高く
これはもう、当たり前ですが
室内の温度ができるだけ快適にしたいものです
ヒートショックになるような、断熱性が低い家だけは避けたいものですね
■洗濯物が楽になるように
洗濯物を乾かす場所
これを考えて、ちゃんと用意してある家とそうでない家とでは
暮らしのクオリティは雲泥の差ができます
リビングに洗濯物が干してある家は
あなたの脳を混乱させて、認知症を誘発させる要因になりかねません
■風水を取り入れて環境バランスをよくする
風水は、バランスの良い室内の環境をつくるためには
とても良い効果を発揮してくれます
風水師が提案する空間は、気持ちを穏やかにし
気力や活力が得られる
その場にふさわしい家具の配置や色の使い方など
暮らしの質を2ランクくらい上げることも可能なのです
バランスよい空間で、日々過ごすことで
脳の混乱を起こさない、
認知症にもなりにくい
美しい家に住まうことが可能になります
まとめ・・・
50代以降の暮らしに必要な家は
モノの数を少なくし
掃除や収納が楽になることを優先して
残りの人生と日々の暮らしを愉しめる食事ができる空間を作り
寝室とバストイレを近くにして
バリアフリーを意識しすぎず
介護を想定した家をつくらない
語りだすと、かなり長くなるので
チョット簡潔にまとめてみました
もっといろんな具体的なアイデアも持っていますので
どうぞ一緒に
50代以降の暮らしを大切にする住まい計画をしてきましょう